新型コロナウイルスで売上が減少した事業者の皆様
新型コロナウイルスの影響で売上が減少した事業者の方が多いかと思います。特に飲食店の打撃はすさまじいものがあります（金沢の片町なども休業店舗が相次いでいます）。このような時は、如何にキャッシュを確保し、堪え忍ぶかということが重要です。
政府でも多くの経済施策が出されています。
いろいろなまとめがされていますが、経済産業省が出したパンフレットが非常にわかりやすいです。
https://www.meti.go.jp/covid-19/pdf/pamphlet.pdf
政策金融公庫の無利子無担保の貸付から雇用調整助成金など、網羅して記載されています。どんな施策があるのかを知るのに便利です。雇用調整助成金については、事前の計画届が事後でもOKとなるなど要件が緩和されて、使いやすくなっています。飲食店の皆様は、休業→雇用調整助成金を受ける、固定費の支払い→無利子無担保の借り入れでしのぐといったところになろうかと思います。
もちろん、従業員に退職してもらうという選択肢もあるのですが、せっかく採用したご縁のある従業員の皆様です。雇用を守り、生活を守るのも私たち経営者の使命。何とか、踏ん張りたいところです。
一方、コロナウイルスの影響が収まった時に即座に対応できる準備が必要ですので、休業中の時間を無駄にせず、今できることは何かを考えたいものです。
コントロールできないことに目を向けるのではなく、コントロールできることに意識を集中し、ことにあたっていきたいですね。
なお、弊所では電話やWeb会議システム等による相談やミーティングが可能です。もし、お困りの場合は、遠慮無く、おたずね下さい。
■政策金融公庫の無利子無担保の貸付
https://www.jfc.go.jp/n/finance/search/covid_19_m.html
提出書類は以下のとおりです
・借入申込書
・売上減少の申告書
・ご商売の概要書
・過去2期分の決算書
・法人の履歴事項全部証明書
※申込書の記入例や申込方法は、下記リンク先をご参照ください。
https://www.jfc.go.jp/n/fina…/saftynet/…/covid_19_info_a.pdf
なお、現在窓口が大変混雑しているため、公庫の担当者も郵送の方がありがたいようです。その際、直近の試算表、資金繰り表、必要な資金額の説明書等を添付すると、より審査がスピーディになります。もし、作成の仕方がわからない等お困りの場合は、遠慮無くおたずね下さい。
■雇用調整助成金
雇用調整助成金の要件や様式は以下のURLから確認できます。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/kyufukin/pageL07.html
小倉悠治（弁護士・経営心理士・キャッシュフローコーチ）
