「労働」か「はたらく」か
労働=苦役?
経営者は従業員を雇用して、労働契約を締結します。そして、その関係は労働法に規定されています。このように、「労働」という言葉がよく使われていますが、「労働」という言葉には、「苦役」という意味がつきまとっているように感じます(もちろん、労働観は時代と共に変遷しているので、そう言い切れるものではありませんが)。
働く=はたを楽にする
一方、はたらくとは、「はたを楽にする」という意味で、周りの人を楽にする。周りの人に貢献することを意味すると聞くことがあります。こう考えると、やはり働くということは苦役というよりは自己実現であり、自己成長と考える方が、よりよい働き方ができるように思います。
経営者の立場からしても、社員の皆さんを強制労働させるとしたら、とんでもないことと思います。一方、社員の人たちに自己実現の場を与え、自己成長の場を与えていると思えば、とてもよいことです。そして、成長している会社は、このような考え方で経営されていることが多いと思います。やはり、このような思いで経営し、社員の皆さんにも喜びを与えることが大切なことだと思います。
私自身、社員の個別の面談を通して、社員個人個人が何を求め、どんな自分になりたいのか、それを会社として支援できないかということを常に考えています。働きがいのある職場を作るために、日々がんばりたいと思います。
ただ、そうは言っても法律も守らなければならないので、法律は最低限のルールと考えて、よりよい職場作りに邁進したいと思います。