セミナーを受けるだけでは意味がない
私はたくさんのセミナーを受講します。同時に、セミナーを行うことも多々あります。その時、皆さんにお伝えしていることがあります。それは、「セミナーを受けるだけでは意味がない」ということです。どれだけ知識が増えても、行動に移さなければ、現実世界は何も変わりません。行動しなければ、現場は何も変わらないのです。百聞は一見にしかず、百見は一考にしかず、百考は一行にしかず。どれだけ聞いても、新しい行動を一つはじめることには及びません。
では、どうすれば学ぶことを行動に移せるか。それは、目的をもって臨むかどうかではないかと思います。どんなことを得ようと思って臨むか。たいていの場合、望んでいたとおりのものを得て帰って行かれます。そして、最後に決意して帰れば、実行になって現れます。ただ、大事なことは、その後の「感情」です。何か新しいことを始める場合、「面倒くさい」、「恥ずかしい」、「怖い」といった感情が行動の邪魔をします。それに如何に打ち勝つか、です。やはり、「ここだな」と思ってやりきる覚悟が必要です。
また、アンケートをとると、受講した皆さんの学ばれたことが人それぞれであることに驚かされます。「当たり前のこと」、「聞いた事があること」と聞き流している人は、まず変化がない人です。これでは、セミナーを受講した時間が無駄になってしまいます。しかし、「実行できていなかった、これから実行しよう」と決意する人には、変化が訪れます。
せっかく同じ時間、同じ空間にいるのであれば、無駄にするのはもったいない。お互いに時間の大切さを共有し、有意義な時間としていきたいものです。