誹謗中傷記事の削除(e戸建て)
〔相談前の状態〕
e戸建てという投稿サイトに自社の名前が掲載された上、ありもしない誹謗中傷の内容が投稿されました。顧客からも投稿内容の真偽を問い合わせなどがあったため、弁護士に相談することとなりました。
〔相談後の動き〕
1 e戸建てに対して削除申請→一部のみ削除に応じた。
2 裁判所に削除の仮処分申請。
※削除の場合であれば、依頼会社の所在地の管轄裁判所で提訴可能です。
3 担保額の決定と裁判所からの連絡→担保を法務局へ。
4 仮処分命令の発令。
5 e戸建ての事務局に対して決定書の写しを送付。
6 削除完了。
7 担保の取り戻し
〔弁護士のコメント〕
この案件は書き込みをした人の特定ではなく、削除のみの希望でした。e戸建ての運営会社は仮処分にはしっかりと対応するので、迅速な削除をご希望の場合は、早期に仮処分の申立を行うとよいです(1ヶ月かからずに仮処分命令が発令されます)。20万円ほどの担保を一時的に提供する必要がありますが、これは後に戻ってきますので、ご安心ください。なお、発信者情報の開示の場合は多くの場合東京地方裁判所が管轄ですが、削除のみの場合は依頼された方の住所・所在地を管轄する裁判所で申立をすることができます。