書き込んだ者の特定（爆サイ）
〔相談前の状態〕
爆サイという投稿サイトに自社の名前のスレッドが立てられて、残業代を支払っていない、採用条件が異なるなど、虚偽の事実が書き込まれてしまいました。採用においても影響が出てきており、困っており、弁護士に相談することとなりました。
〔相談後の動き〕
１ 爆サイ.comに対して投稿記事の削除と書き込んだ人の情報の開示請求。
２ ２週間ほどで削除と情報開示。
３ 開示された情報（ＩＰアドレス、タイムスタンプ）をもとに、プロバイダに対して発信者情報開示請求
４ １か月ほど後、開示拒否の回答。
５ プロバイダを相手に訴訟を提起。
６ ４ヶ月ほどで勝訴判決。判決後、プロバイダからは書き込んだ本人の氏名、住所が開示される。
※複数の投稿がありましたが、結局１人による連続投稿であったことが判明しました。そこで、書き込んだ人物に対して書面を送り、これまでかかった弁護士費用と慰謝料について請求をしたところ、金額についての交渉の後、合意が成立し、今後の書き込みはしない旨の誓約書も取ることができました。
〔弁護士のコメント〕
この案件は書き込みをした人を特定することができ、賠償金も取ることができた案件でした。発信者の特定をする場合、プロバイダが情報を保有している期間は書き込みから訳３ヶ月と短いです。そのため、遅くとも書き込みをしてから２か月～２ヶ月半で対応をしないと間に合いません。それだけのスピードが求められるのが発信者の特定です。ですので、お困りの方はなるべく早めにご相談いただき、相談予約の際に書き込みの日もお伝えください。