リスケジュールによる再建
〔相談前の状態〕
売上げは上がっているものの利益がそれほど出ておらず、フリーキャッシュフローが元本返済に届かない状態にありました。今後、売上げの増加は見込めるものの、足下の資金繰りが逼迫しかかっている状態で、相談に来られました。
〔相談後の動き〕
1 依頼会社の顧問税理士と相談の上、数ヶ月先までの日繰りの資金繰り表と経営改善計画書を作成
2 メインバンクを含めてバンクミーティングと金融支援の依頼
3 短期(数ヶ月)の新規融資を獲得
4 毎月のバンクミーティングにおいて状況説明
5 資金繰りが好転し、安定経営へ
〔弁護士によるコメント〕
当初は、社長自身が資金繰りの詳細を理解できていない状況にありました。そこで、経理担当者、顧問税理士を巻き込んで資金繰り表を作成し、いつの時点で資金ショートの可能性があるのかを見える化し、如何に危機的な状況なのかを認識していただきました。その上で、支払いサイトの延長や単価アップなどの策を講じ、何とか危機を脱することができました。