部下が言うことを聞いてくれない！？

部下が言うことを聞いてくれない！？

部下が言うことを聞いてくれない！どうしたらいいんでしょう。
こんな声を聞くことがあります。
誰か有名な人の言葉を引用して言えばいいのか、居酒屋で酒を飲みながら懇々と諭せばよいのか、会議の場でそれとなく問題として取り上げればよいのか、などなど、様々なことを考えられるかと思います。

部下の思い

ですが、ちょっと立ち止まって、こんな質問について考えていただきたいのです。
「その部下の方は、あなたを尊敬していますか？」
これは、私が悩んでいた時に先輩から投げかけられた質問でした。とても厳しい質問です。私自身、今なお、私の社員は私を尊敬しているだろうか？と思うと、はなはだ恥ずかしい状態と言わざるを得ません。
ですが、何を言うかよりも大切なことが、「誰が言うか」です。尊敬できない人からどれだけ正しいことを指摘されても、腹が立つだけで、とても従う気持ちにはなれないでしょう。

振り返るべきは自分

そうすると、もし部下が言うことを聞いてくれないとなった場合、振り返るべきは自分の姿、行動だと思うのです。部下の姿を通して自分自身を反省し、自分自身が尊敬されるためにはどうすればよいのか、考えることからはじめたいものです。

もちろん、尊敬というのは、才能とか能力のことだけではありません。それらよりもむしろ、志や信念が共感できるものであったり、考え方が前向きであるなど、全人格的なことが重要だと思います。そしてそれはそのまま行動から推察することができるものですから、それらが行動に反映しているかどうかが重要です。すなわち、生き方全てが尊敬されてこそ、影響力が最大化されると思います。

相手に責任があると思わず、自分が変えられるところを探す。私自身、頑張っていきたいと思います。