視座を高く保つ
視座の高さ
経営者として独り立ちしたのは昨年の３月。前の法律事務所を退職し、自身の法律事務所を開設して、社員を雇用しました。その際、一番変わったのは、視座の高さでした。今までは一従業員であったり、一役員として、世界を見ていました。ところが、経営者になったとたん、その視座がぐぐっと高くなったのです。見える世界が違うと言うのでしょうか。資金繰りの問題もさることながら、社員を見たときに、社員を雇用し続けること。それだけでなく、如何に仕事を喜びと捉えてもらえるか、老後に安心して暮らせるだけの給与や退職金を用意するために何をしないといけないのか。様々なことを考えるようになったのです。言い方は悪いですが、今までは所詮一社員。自分のことだけを考えていればよい状態でした。しかし、もうそうではない。自分だけの会社じゃない。みんなのための会社だという意識になったのです。
自分が一番努力して当然
すると、自分が一番勉強しなければならないし、自分が一番成長しなければならない。自分が一番努力しなければならない。それが当然のことなのです。
この体験を通じて、弁護士として今までも多くの経営者の方々と接してきましたが、まったくわかっていなかったのだと思い知らされました。これほど重圧を抱えながら一人で経営されている方々の思いががつんと伝わってくるようになりました。同じ一経営者として、奮闘されている経営者の方々を支援したい。そのために、成長し続けたいと思います。
