経営計画発表会の意図
経営計画発表会
昨日、とある会社（私は監査役で入っています）の経営計画発表会に出席してきました。来賓として金融機関等も招かれていました。
社員全員がそれぞれの役割を担当し、緊張した雰囲気の中にもやる気に満ちあふれていることがひしひしと感じられました。その中で、社長が全員に向けて今期の経営計画を発表し、それに対して幹部が決意を表明する。会社の進むべき道を示せず、「会社がどこへ向かっているのかわからない」状態の会社が多い中、このように明確に進むべき方向性を指し示すことは非常に重要だと思います。
金融機関への安心感
金融機関にとっても、多額の資金を融資している以上、会社がどのような方向に向かっているのかは気になります。しかし、財務諸表だけでは限界があります。そのような中で、経営計画を発表し、社員全員の姿を目にすることは、大きな安心につながります。そして、もっと支援しようという気持ちになるものです。
社員への安心感
社員にとっても、会社がどのような方向へ向かっているのか。社長が何を考えているのかを知ることができるのは、とてもよいことです。会社の成り立ちを知り、一致団結して、同じ方向に向かって仕事をする。これでこそ、大きな力を発揮することができます。
理念、ビジョンを打ち立て、目標数値を明らかにし、方針を発表する。いずれも手間のかかることであり、大変なことです。しかし、これをすることで得られるものは数多くあるということを改めて実感しました。
