相手の本当の望みを知る
来所される方の望み
法律事務所に来所される方は様々な悩みを抱えています。そして、等しくその悩みを解決したいと思っています。依頼される内容も人それぞれです。
ところが、依頼される内容とその人の望みとがずれていることがあります。よくあるのは、「こんなひどい仕打ちを受けたから、裁判で真実を明らかにしたい！」と言われます。この方は、「裁判」を誤解しておられます。裁判所は、真実を明らかにする場ではなく、証拠によって証明される事実に基づけば、原告の請求が認められるか？を判断するだけなのです。
感情的な部分はそれほど重視されず、「思っていたのと違う」と失望される方が多いのが現実です。
本当の望みは何か
そのため、私はまずはよく依頼者の悩みを聴き、その望みがどこにあるのか、それを知る努力をします。「●●をして下さい」と言われる場合には、それによって得たいと思っている結果はどのようなものか？尋ねます。もし、依頼者が誤解をしていれば、説明をしなければならないからです。
表面的な望みではなくて、その人が本当に望んでいる状態、結果が何か。それがわかれば、自然と解決方法も見えてきます。このプロセスを怠ると、表面的には望みをかなえたが、不満が残るという悲しい結果になってしまいます。
安心と納得
弊所がもっとも大切にしているのが「安心と納得」です。
どうすれば依頼者の安心と納得を得ることができるか。そのための最善の方法を提案する。そして、共にそれを実現する。ここにこそ、私たちの使命があると思っています。
