弁護士の使い方に見る社長のマインド
弁護士をどのように使うか。これは社長によってまったく異なります。しかし、その使い方によって、社長が何を大切にしているのか、社長がどんな考え方の持ち主なのかということを垣間見ることができます。
トラブルになってから頼む社長
このような社長が一番多いかも知れません。顧問契約を締結することもなく、トラブルになってから、慌てて法律事務所に駆け込む社長です。普段、目の前の経営に一生懸命で、法律的なリスクについてはあまり注意を払っておられません。そのため、ひとたびトラブルに巻き込まれると、それに心が奪われて、本業にまで影響が出てしまいます。
トラブルになりそうな火種を発見して相談に来られる社長
嗅覚の鋭い社長です。どうもおかしい、ということを直感で感じ取り、事前に善後策を打とうとされます。リスクに対する感度も高く、トラブルに対する発見が比較的早いため、トラブルの損害も少なくて済むことが多いです。
想定しうるリスクとその回避法を尋ねる社長
顧問契約を利用される社長の多くはこのような方々です。契約を締結する、新規事業を開始する、新しい挑戦をするなどなど、それぞれの意思決定の際に、想定しうるトラブルを尋ねてこられます。トラブルが起こりうるのであれば、その回避法も尋ねてこられます。意思決定をする際の情報として、弁護士の見解も入っています。リスクを織り込んだ上での意思決定をされるわけです。
経営にリスクはつきものですが、リスクをリスクと思わずに突っ込むのと、リスクをリスクと知った上でそのリスクをとって意思決定するのとは大違いです。
弁護士が本当に生きるのは、将来のリスク予測と事前対応です。これができれば、トラブル対処にかかる費用をぐっと減らすことができますし、社長の意識を経営に全力投入することができます。是非、経営者の皆様には、弁護士をうまく使っていただきたいと思います。