リーダーシップに大切なものは?
人が動いてくれない。どうしたらリーダーシップを発揮できるのだろうか。
そんな風に悩んでいる方があるかと思います。リーダーシップというものは、よく語られるものの、その本質がよく研究されているとは言いがたいです。そのため、よくわからないと思っておられる方が多いかと思います。
実際、絶対的にこういう人がよいというリーダーはないのではないかと思います。というのも、状況によって、何をする組織かによって、理想的なリーダーは異なってくるからです。でも、リーダーにとって大切なものは何かということは言えるはずです。
そんな時に大事な視点は、「どうすれば」よりは、「どういう人が」であって、「やり方」よりも「あり方」が重要だという視点です。もし、方法にこだわると、たとえば「部下を褒めることが大事」と言われたとします。よっしゃ!明日から部下を褒めよう!と思ってやってみる。もし、部下がそもそもリーダーを尊敬していなかったら、いきなり褒められても気持ち悪いですし、「何か魂胆があるのでは?」と疑われてしまいます。方法だけでは効果的でないことが多いのです。
だからこそ、リーダーとしての「あり方」が大切です。
そして、その際に重要な要素が、「人格」であり、「誠実さ」なのだと思います。不誠実なリーダーのもとで働きたいと思う人はなかなかいません。というより、もしいるとすれば、それは不誠実さを許容する人なので、そんな人が集まる組織は不正が蔓延して、自己崩壊を起こすことでしょう。
こんなことを書くと、「お前はどうなんだ」と言われてしまいそうで、書きにくいのですが、常に人格を陶冶し、誠実さに磨きをかけることを心がけていくのが一番の近道ですし、そのためにはいい人、いい情報に触れるのが何よりだと思います。
「この人すごいな」という人にたくさん出会う。
「すごいな、この本」という本をたくさん読む。
その中で、少しずつ成長できると思うのです。一歩でも半歩でも向上できるよう、努力します。