あなたの会社の文化は?
うちの会社らしさ?
「もっとまとまりのある会社にしたい。」
「指示しなくても自分で考えて行動するようになって欲しい。」
「でも勝手な行動はして欲しくない。」
このように思われる社長さんは多いかと思います。
よく理念が大事と言われますが、同時に大事なことは、社風、組織文化、会社文化です。
会社にはそれぞれ、空気感、雰囲気があります。「〇〇らしさ」と言ってもいいかと思います。
理念を明確にし、大切にしている価値観を明確にしていくと、この「〇〇らしさ」も明らかになっていきます。
社員と共有する
弊所でも、皆で一緒に考えました。その時に出てきたのが、「助け合い」というキーワードでした。私は常々、「与えられた仕事をやることはもちろんだが、それだけでは仕事をしたことにはならない。組織全体にとってよくなることも重要な仕事だ」と伝えています。
この影響なのか、困った人を助けるという意識(貢献の意欲)の強い人が集まっているからなのか(どちらかという後者かと思いますが)、自然と助け合いができていると感じます。
今日はこの人が忙しいかな、と思って、「今日は〇〇さんが忙しいと思うから、フォローして」と伝えると、「大丈夫です!もうフォローしてます!」との回答が返ってきます。
これには感動しました。
文化を創り出すのは一筋縄ではいきませんが、まずはよく語ることが大事ではないかと思います。よくコアバリューを明示している会社がありますが、言葉でまとまっていても、言葉から受け取る内容は人それぞれです。同じ言葉でも、そこから受け取る印象はまったく違います。
だからこそ、一つの価値観を徹底的に語り合う。
弊所で言えば、「助け合いって、具体的にはどんなこと?どんなときに助け合いができているなって思う?」といったように語り合います。
そして、何より社長が率先垂範で、行動で示すこと。よく、行動言語とも言いますが、人は言っていることより、やっていることで判断します。
「助け合いが大事!」とどれだけ言っていても、普段の行動がそうなっていなければ、信用されませんし、人はついて行きません。
大切にしている価値観に沿った行動を認める
まずは社長から。そして、それを言語で示し、社員がそれに沿った行動をした場合に、すかさず取り上げて認め、褒める。
これによって、どんどんと行動が強化されていきます。それが次第に文化になっていくのではないでしょうか。
理念の浸透、組織文化の醸成は一筋縄ではいきません。地道に、がんばりたいものです。