電話番号、営業時間、住所 アクセスアイコン
電話番号、営業時間

石川県金沢市広岡
2丁目13番8号

アクセスアイコン

口頭だけでも契約は有効か?

口頭だけでも契約は有効か?

口頭だけでも契約が成立する!?

先日、
「口頭だけでも契約が成立するのですか?」
という質問を受けました。

答えは、「成立します!」です。

 

そもそも、契約というのは、「こうしましょう」「よし、そうしましょう」というように、当事者同士の意思が合致したときに成立します。契約書は必須のものではなくて、契約の内容を証明するものに過ぎないわけです。

契約書を結ぶ理由

では、なぜ契約書を結ぶのか。

 

口頭でも成立すると言っても、言葉は目に見えませんし、録音しない限り残りません。人間の記憶は曖昧ですから、そのままにしておくと、「あれ?どんな約束だったっけ?」となってしまいます。ですので、合意の内容を明らかにして、後日の証拠にする必要があります。そして、お互いに署名押印をしておけば、お互いが納得しているということの証明になります。仮に相手が契約書に反することを言ってきても、「契約書の12条にこう書いてありますよ」と言えば、契約書の方が優先します。このように、明らかに証拠として残っていれば、無用なトラブルを避けることができるわけです。ですから、お互いに思い違いがないように、明確な言葉にする必要がありますし、わかりにくい表現は避けなければなりません。

 

また、契約書を結ぶということは、儀式的な効果もあります。口頭だと、なんとなく軽い感じが否めません。しかし、しっかりとした紙に署名押印するという形を取れば、「約束したのだから守らなければ」という心理的な拘束力が生じます。ですから、大事な約束の場合は、両者立ち会いで行ったり、ことさらしっかりとした紙を使用したり、わざわざ表紙をつけたりします。

安易な署名押印はしないこと

以上のように、契約書を結ぶことが何より大事ではありますが、口頭でも契約は成立してしまうので、注意が必要です。特に最近はスマートフォンでも録音が可能ですので、うっかりしゃべったことが録音されていて、契約成立などということもあり得ます。

 

しかも、一度契約をしてしまうと、相手に約束違反があったり、こちらに勘違いがあったりしない限りは、契約を解除することはできません。「気が変わった」というのは理由にならないのです。

 

後でひっくり返すくらいならば、安易な約束はしないことです。「言葉は重い」ということを肝に銘じること、そして、納得していないならば、決して署名押印はしない、ということが大事です。

契約書に関するその他の記事